「仕事が辛い。もう逃げたい」
そう感じながらも、「逃げるのは甘えだ」「根性がない」と自分を責めている人は多いと思います。
私も正社員時代、毎朝「今日も行かないといけないのか」と思いながら電車に乗っていました。逃げたいと思うたびに、「逃げたらダメだ」という言葉が頭をよぎっていました。
でも今思うと、もっと早く逃げてよかったと思っています。
この記事では、仕事が辛いと感じたときに逃げていい理由をお伝えします。
問題の本質:「逃げ」という言葉のイメージがおかしい
「逃げる」という言葉には、ネガティブなイメージがあります。根性なし、弱い、甘え。そういった言葉と一緒に使われることが多いです。
でもそれは間違っていると思います。
限界を超えた環境から身を引くことは、弱さじゃなくて自分を守るための判断です。「戦略的撤退」という言葉がありますが、それは弱さではなく合理的な判断として捉えられます。仕事でも同じことが言えると思います。
「逃げ=弱い」という図式は、間違っています。
逃げていい理由① 体と心は壊れる前に守るべき
辛い環境に居続けることで、体と心は少しずつ削れていきます。
問題なのは、その削れ方が緩やかなため自分ではなかなか気づけないことです。私が正社員だったころ、毎日の通勤と職場の人間関係への気遣いをさせられることで消耗していましたが、駅のホームで電車に飛び込む人の気持ちがわかるな~ってふと思う瞬間まではっきりとは認識していませんでした。そこで初めて「逃げないとやばいかも」と思いました。
壊れてから動くより、まだ動ける状態のうちに逃げるほうが、その後の立ち直りが早いと思います。
限界が来る前に動くことは、賢明な判断だと思います。
逃げていい理由② 合わない環境に居続けることにはコストがかかる
「辞めずに続けること」はコストゼロではありません。
時間、エネルギー、精神的な消耗。これらは毎日確実に消費されています。私の場合、通勤だけで1日3時間が消えていました。それを36年続けると25,920時間が移動だけで消える計算です。これはあくまで通勤の話で、職場でのくだらない人間関係やつまらない仕事での消耗はカウントしていません。
「辞めるリスク」だけを見て、「居続けるコスト」を見ていないと、判断が歪むと思います。
「続けることは安全」という考え方自体を、一度疑ってみてほしいと思います。
逃げていい理由③ 逃げた先でやり直せる
「逃げたら終わり」という感覚があると思いますが、そうではないと思います。
私は正社員を辞めた後、派遣・契約社員・フリーランスとそれぞれの働き方を経験しました。いろいろなところを転々として、くだらないストレス感じるたびに辞めていますが、後悔は一切ありません。
逃げた先に何もないのではなく、逃げた先にも仕事があって、生活があって、人との出会いがあります。「今の場所がすべて」ではないことは、外に出てみて初めてわかることだと思います。
逃げることは終わりではなく、別の始まりだと思います。
逃げていい理由④ 我慢することが正解とは限らない
「辛いことを乗り越えてこそ成長できる」という考え方はあります。それ自体を否定はしません。
ただ、辛さの種類によると思います。
自分が成長できる負荷と、ただ消耗するだけの負荷は違います。合わない人間関係の中で気を使い続けること、自分には意味が感じられない仕事を続けること。これらは「乗り越えるべき壁」ではなく、「抜け出すべき環境」である場合が多いと思います。
我慢が正解になる場面と、逃げることが正解になる場面は、ちゃんと違います。
今日からできること
「逃げる」ことへの罪悪感を一旦横に置いて、今の状況を冷静に見てみてください。
体や心に何か違和感を感じているなら、それを無視しないほうがいいと思います。「まだ大丈夫」と思っているうちに動いておくほうが、選択肢は広いままでいられます。
まとめ
仕事が辛いと感じているなら、逃げることは甘えでも弱さでもないと思います。
自分の体と心を守ること、合わない環境から抜け出すこと、別の場所でやり直すこと。どれも間違った選択ではありません。
「逃げてはいけない」という感覚に縛られて、本当に大事なものを失う前に動いてほしいと思います。



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