「職場の人間関係が辛い。でも我慢するしかない」
そう思っている人は多いと思います。「仕事なんだから合わない人がいて当たり前」「人間関係に文句を言うのは甘えだ」という空気がある職場も多いですよね。
私も正社員時代、気を使いすぎる環境の中でじわじわと消耗していた時期がありました。そのときは「これが社会人というものだ」と思って耐えていましたが、今思うと、あの消耗は避けられたものだったと思っています。
「人間関係の辛さ」を我慢し続けることが正解とは限らないと思います。
理由① 人間関係のストレスは、蓄積する
職場の人間関係によるストレスは、他の種類のしんどさと少し違うと思います。
仕事の量が多いときは、量が減れば楽になります。でも人間関係のストレスは、相手がそこにいる限り毎日続きます。職場に行くたびに消耗が積み重なっていくため、気づかないうちに心の余力が削られていきます。
私が正社員だった頃、同僚との関係に気を使い続けるうちに、仕事そのものへのモチベーションも落ちていきました。辞めてから振り返ると、あれは人間関係のストレスが仕事全体にじわじわと影響を与えていたんだと思います。
「慣れた」と感じていても、消耗が止まっているとは限りません。
理由② 「その人間関係」は変わらない可能性が高い
「もう少し経てば関係が変わるかもしれない」と思って我慢を続けることがあると思います。ただ、職場の人間関係の構造は、そう簡単には変わらないことが多いと感じています。
価値観や仕事への姿勢が根本的に合わない相手との関係は、時間が経っても改善しにくいことが多いです。相手が異動したり自分が部署を変えたりしない限り、状況はほぼ同じまま続きます。
「時間が解決してくれる」という期待は、場合によっては当たることもありますが、人間関係の構造的な問題には当てはまらないことも多いと思います。
「いつか変わる」という期待を持ち続けることにもコストがかかります。
理由③ 我慢することで失っているものがある
「辞めないこと」はリスクゼロではないと思います。
辛い人間関係の中に居続けることで、時間・エネルギー・自己肯定感が削られていきます。毎日職場で気を使い続けることで、帰宅後には何もする気力が残らない、という状態になっている人は少なくないと思います。
私は正社員から派遣・契約社員・フリーランスとそれぞれの働き方を経験しましたが、環境を変えるたびに「あんなに消耗していたんだ」と気づくことがありました。我慢している最中は、それが基準になってしまうため、消耗していること自体に気づきにくくなると思います。
「我慢して続けること」の代償を、一度ちゃんと見積もってみてほしいと思います。
「辞める」以外の選択肢もある
人間関係が辛いからといって、すぐに辞めることだけが選択肢ではないと思います。
部署異動を申し出る、在職中に転職活動を始める、今の職場での接し方を変えてみる。こういった動き方もあります。
ただ、「今の人間関係を我慢し続けることが正解」という前提は、一度疑ってみていいと思います。「ここしか選択肢がない」という状態から抜け出すための動きを、少しずつ始めることならできるはずです。
まとめ
職場の人間関係が辛いと感じているなら、それを「我慢するしかないもの」と決めつけなくていいです。
消耗が蓄積していること、構造が変わりにくいこと、我慢にもコストがかかること。これらを踏まえた上で、「どう動くか」を考えることが大事だと思います。
「耐えること」が美徳は発想は間違っています。
耐えることで自分の体や心を削り続けるなら、別の選択肢を探す動きをしたほうがいいです。



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